医師と患者で病気の定義が違う

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私たちは、痛かったり、だるかったり、寒気がしたりと、平常と異なる体調になったときに「病気かな?」と疑います。しかし、病気に関する言葉は、やまいとか、疾病とか疾患などたくさんあります。最近では症候群や未病などの新しい病気の概念も生まれてきました。病気について調べてみました。

4つの病気の名称を調べてみました

「病気」の定義は大変複雑で、人によって文化によって政治によって様々な意味を持っています。そこで、それぞれの言葉を、現在の日本ではどのように定義しているか調べてみました。

  1. 「疾病(しっぺい)」とは、いわゆる病気のことです。病気と言う言葉の曖昧さを排除するために、主として医療や行政の世界で使われています。
  2. 「疾患(しっかん)」とは、心臓疾患というように患っている場所や病状の特徴から命名されているようです。
  3. 「症候群」とは、発症原因は違っていても、同じような症状を示す病気をまとめて名付けられているようです。
  4. 「未病」とは、大辞林によると「自覚症状はないが検査結果に異常がある場合と、自覚症状はあるが検査結果に異常がない場合を言い、病気ではないが、健康でもない状態」とあります。

 

定義としながら「~ようです、~そうです」と曖昧な説明になっているのは、学術的にきっちり定義されているものばかりで無く、使う人によって、それぞれの言葉の定義の幅に違いがあるからです。

 

あらためて、病気を巨視的に眺めてみると

①世界大百科事典では、

・病気を「身体の痛み、不快感、機能の低下や不調和などで、日常生活が妨げられる状態」と定義しています。

②現代の保険医療制度では、

・「病気を」不健康な状態
・「疾患・疾病」は、医師が診断して治療が行われ、健康保険が適用された状態」を言うそうです。

このように病気の定義は、政治的、倫理的、文化的な見地や、これらの言葉を使う人の考え方によって違い、大変複雑になっています。

 

あとがき

以上、政治的、行政的立場や、倫理的、文化的な見地から病気の定義を調べて見ました。しかし、病気の定義をいくら追求しても、患者さんにとっては空しいことです。
患者さんにとっては、痛い、痒い、だるいという不愉快な症状を何とかして欲しいし、寝たきりの人は、元気に歩けるようになりたいという不都合な現実を改善する方がよっぽど切実な問題です。

そう、患者さんにとっては、「病気とは」治るか治らないか2つにひとつです。

 

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当協会は、健康法「内臓トレーニング」の普及を目的に設立されました。この健康法は血液やリンパの流れを促し、神経の情報伝達機能の活性化を図ることにより、自然治癒力を高めるものです。