60%の細胞を大切に生かしていけば、透析を免れることができるのです。
腎臓細胞を元気にする4つの方法を理解し、クレアチニンを下げましょう。
全身の血液循環を活性化する
血液循環を活性化するのに、内臓トレーニングではふくらはぎに注目しました。
もちろん心臓がもっとも大切ですが、下半身に降りた血液を引力に逆らって心臓に引き上げるにはふくらはぎを動かすことが大切です。
それには足首を使った歩行をするようにしましょう。
年を取ると、足は小指側に重心をかけるようになってしまい足首を動かさなくなってしまいます。もし、それが無理なら毎日ふくらはぎマッサージをしましょう。
腎臓に集中的に血液を送りましょう
腎臓の血流を活性化するには、腎臓のツボがある足の裏を揉みましょう。
人間の血液は約4.5リットルといわれ、全身の細胞が常にたっぷり血液を使える状態にはありません。運動しているときは筋肉の細胞へ、食事のときには胃腸の細胞へと人間活動のそれぞれの場面に集中的に使用されます。
そこで、足裏の腎臓のツボを刺激していつも腎臓に血液が届くようにすれば、弱っている腎臓の細胞を元気にすることが可能です。
自律神経の機能を活性化する
自律神経は、腎臓(内臓)の健康を保つ働きがあります。
この神経は交感神経と副交感神経から構成されており、この2つの神経のバランスが崩れると内臓のコンディションが崩れてしまいます。
そこで、この神経の機能を活性化するため、内臓トレーニングでは、首筋と仙骨にパッドを貼り、背骨の中にある自律神経に低周波電流を流します。
これは、故田坂定孝東京大学医学部教授の「低周波脊髄・頭部通電療法」にある神経の治療法を活用させていただいたものです。
上記3つの方法を、毎日1時間ずつ行うことによって腎臓の弱った細胞を元気にし、結果としてクレアチニンの数値を下げ、腎臓の残存機能を高めていきます。
タンパクを抑えた食事療法の実施
腎臓の機能が衰えてくると、細胞から排出される尿素窒素が血液中に溜まってしまいます。
尿素窒素とは、細胞がたんぱく質を消費した後に残る老廃物で、尿毒症の原因となる有害な物質です。
大量のたんぱく質を摂取すると大量の尿素窒素を体内に溜め込んでしまい透析に入るのを早めてしまいます。
そこで、一日に取るタンパク量を制限するための食事療法を行っています。
ただ、いくらタンパク質を制限しても、毎日摂取し続けるので食事療法だけでは透析を免れることはできません。
なお、食事療法の方法は、市販の本を参考にしてください。
まとめ
4つの方法を使って60%の細胞を大切に生かしていけば、透析を免れることができます。
もし、30%しか残っていなくても透析に入る時期を延ばすことができます。