はじめに
「クレアチニンは下がらない」は、医師たちの間では常識といえましょう。
内臓トレーニング実践者が一生懸命トレーニングに励んで、クレアチニンの数値を下げても、主治医から「誤差のうち」と一蹴されたと、肩を落として協会に報告してきます。
この例をはじめとして、病院に行くたびに「治らない」、「半年後には透析だ」などと、「絶望」を突き付けられて意気消沈する実践者が後を絶ちません。
この記事の目次
不治の病と知って意気消沈、でも何とかしたいっ
確かに、クレアチニンの数値は下がることはなく、周囲の腎臓病患者さんは皆、最後は透析になってしまっています。そういう現実を知っていても、患者さんにしてみれば
「透析はいやだ。何とかして欲しい!」
というのが本音でしょう。
・むくみや不眠などの症状に悩まされず心穏やかな生活をしたい。
・クレアチニンの数値を下げて、病気の進行を遅らせたい。
・透析に入る前に天寿を全うしたい。
と、考えるのは人情と言うものでしょう。
しかし、いくらネットを調べても、自分の願いに叶う方法が見つからず、意気消沈し、頭をうな垂れてしまいます。
希望が欲しい。
生きる目標が欲しい。
充実した生活を送りたい。
そんな思いを腎臓病患者はみんな持っています。
老化が進めばクレアチニンを下げられないのは当たり前
お医者さんの言う「クレアチニンは下がらない」は、患者さんの一生を見通しての言葉です。
人は、年を取れば老化が進み、徐々に内臓の機能も衰えて行きます。死に向かっている老人の腎臓だけが例外的に元気でいることはありません。
老化が進めば、腎臓の機能は衰え、クレアチニンの数値の悪化を食い止めることはできません。当然、クレアチニンの数値は悪化こそすれ改善することはありません。医師の言う「クレアチニンは下がらない」は、こういう観点から考えましょう。
天寿を全うするまで頑張ろう
「天寿を全うする」という言葉があります。
辞書によれば、「天寿とは天から授かった寿命」とあります。
その年齢を一律に決めることは出来ません。
人それぞれの生き方によって違うからです。
あなたの納得する天寿はいくつですか。
その日まで、病気の進行を抑えて透析に入らないようにしたいものですね。
衰えた体の再生を求めて血流改善をしましょう
天寿を全うするまで、透析にならないようにするには何をしたら良いでしょうか。
私は、全身の血流改善を提案します。
理由は、腎臓病とは、腎臓に血液が届かなくなり腎臓の細胞が弱ることから発症します。
細胞は生き物ですから、酸素と栄養をたっぷり与えれば、弱った細胞が蘇生し腎臓の機能が復活します。
そこで、体中に張り巡らされた毛細血管を解きほぐし、全身の血流を良くします。それにより、毛細血管や血流を管理する自律神経の働きも活性化することができます。
クレアチニンを下げた人はたくさんいます。
自律神経を活性化し、体中の血液循環を円滑にすると、クレアチニンの数値が下がってきます。
内臓トレーニング実践者の中には、クレアチニン4.85から1.81に下げた人がいます。
中には、「もうすぐ透析」と言われてから、懸命に血流改善を行い、透析に入るのを4年間も引き伸ばした人もいます。
クレアチニンを下げることが生甲斐になる
クレアチニンを下げ、透析を延長できるならばと、多くの人が血流改善に取り組んでいます。
お医者さんの言葉は絶対です。お医者さんが「クレアチニンは下がらない」と言っているのに、自分の力でクレアチニンの数値を下げたときの感動は涙が出るほどだと言います。
クレアチニンの数値が下げることを実体験すると、血流改善が人生の目的となり、生甲斐となるのです。
絶望していた患者さんの心が蘇ってきます。
おわりに
不治の病に打ちひしがれてうつ状態だった人も、血流改善に取り組むことによって夢を持てますし、張りのある生活を送ることができるようになります。
腎臓病の皆さん、もう一度夢のある人生を送ろうではありませんか。
注:クレアチニンを下げるには、血流改善に取り組むとともに、食事療法も並行して行う必要があります。腎臓病食に関してはたくさんの本が出ていますので、そちらで勉強してみてください。