内臓トレーニング協会では、全国各地で腎臓病の患者さんを対象に、健康セミナーを開催しています。
その回数が2015年12月に100回目となりました。
それを記念して、健康セミナーの紹介をさせていただきます。
この記事の目次
健康セミナー参加者の声
まず、参加者の声をお聞きください。


みんな同じ悩みを抱えている
腎臓病といっても、セミナー参加者の病気名称は、IgA腎症、腎硬化症や多発性のう胞腎、糖尿病性腎症などさまざまです。さらに、参加される皆さんの性別も年齢も違い、食事やライフスタイルも違います。加えて病気の症状や進行度合いも違っています。
このように、セミナーへ参加する動機や思いは千差万別、約3時間のセミナーで全ての方々に満足してもらうことは不可能であることはおわかりいただけることと思います。
しかし、手前味噌で恐縮ですが、掲載した参加者の声の通り、参加者の皆さんの疑問に答えているからか、セミナー終了時には
「来て良かった」
と、満足してお帰りになる方がほとんどです。
参加者の皆さんの疑問を列挙してみます。
疑問1 自分の病気が分からない。
- 腎臓のどこがどのように壊れているのかわからない。
- 病院に行くと、「様子を見ましょう」といわれたが、何の様子を見るの?
- 「血圧の薬を出しておきましょう」「むくみがひどくなりましたね。利尿剤を飲んでください」と、症状を抑える薬が出るだけで、ちっとも腎臓病の治療をしてもらえない。
- 「尿に蛋白が出ているから気をつけて」と言われたが何をどう気をつけるのか分からない。
- 透析を避ける方法はあるのだろうか
- 透析まで後どれくらいの期間があるのだろう
疑問2 治療のため何をどうしたらよいか分からない
- 腎臓病と診断されたが、自分が何をしたら良いか分からない。
- 食事療法が大切と言うが、何を食べて何を食べてはいけないのか分からない
- どの程度の運動をすれば良いのか分からない
- なぜ水を飲まなければいけないのだろう。
疑問3 腎臓病の治療方法が分からない
- 薬がどのように効いているのか分からない。
- たくさんの薬を飲んでいるけれど副作用は無いだろうか。
- 友人から腎臓に効くといってサプリメントを勧められたが本当に効くのだろうか。
- クレアチニンの数値を下げる方法はないのか。
- 尿酸値を下げたいけれどどうしたら良いか。
- 降圧剤を一生飲めといわれたが、一生飲んでも大丈夫だろうか。
腎臓病との付き合い方についてお話しています
上記のように、腎臓病患者さんは、自分が腎臓病とどう付き合えば良いか分からないことだらけです。
何故こんなことになっているのか?
突き詰めていえば、今の医療では、発症原因が分からない。
分かったとしても治療方法がなく、お医者さんも手の打ちようがないからでしょう。ただ、腎臓が壊れて透析に入る日を待つだけだからです。
確かに腎臓病は不治の病で、最後は透析に入ってしまうかもしれません。
しかし、壊れかけた腎臓を少しでも長持ちさせる方法はあります。
セミナーでは、廣岡先生の内臓トレーニングに関する医学的な根拠と望月講師の内臓トレーニング実践者からの報告に基づいて、食事の取り方、クレアチニンを下げる方法、かゆみやむくみ、下肢静脈瘤の改善など、具体的な方法について、できるだけ分かりやすくお話しています。
おわりに
参加された多くの皆さんが、腎臓病とうまく付き合う
「ヒントを掴んだ」
と言い、目標がはっきりしたので
「明日から頑張ろう」
「生きる張り合いが出てきた」
といってお帰りになります。
腎臓病との付き合い方を知りたい人は、ぜひ健康セミナーに御参加することをお勧めします。
詳しくは内臓トレーニング協会のホームページをご覧ください